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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.
佐渡で派手にコケるも完走す(その2)
翌朝は3時半に起床。宿に用意してもらったおにぎり3個の朝食、自販機でボトルにアクエリアスを充填し、スタート会場へ。早朝はさすがに冷える。スタートは5時45分。スタート地点まで延々1キロ近くビンディングペダルで自転車を押しながら歩かされたのは何だかなぁ... 会場DJが、補給食は1種類しか取れませんとしきりに注意を喚起していて、会場がざわつく。「たっぷり補給があると思って背中にはちょっとしか入れてないのに〜」というのが、大勢の気持ちだろう。ボクも同じだ。
何はともあれ無事スタート。最初の相川エイドステーションはパスして、40キロ地点の入崎ASでみんなと合流。快晴だが、風はひんやりとしていて、身体が暖まらず、特に足先が冷たく、調子が出ない。
次のはじき野ASまでにまず大きな峠が二つある。まずはその名もZ坂、最大勾配11%だ。キツイが絶景! 左の崖下は透明な海、右には流れ落ちる滝、と想像を超えた景色が次々と現れる。
続いて大野亀。願いがかなう巨岩なのだそうだ。ここは木々もなく、ヒースのようにも見える草地の向こうに丸い芝の丘、まるでスコットランドの地の果てを思わせるような不思議な風景だ。ここはぜひカメラに収めたかったが、このあたりではもう立ち止まってアングルを構えるような余裕がなく、写真が撮れていない、残念。
72キロ地点のはじき野AS、ここが島の北限。アップダウンを繰り返しながらコース半分の両津港でちょうど100キロだ。ここで、お弁当が出された。おにぎりとウインナー、肉団子、たくあん。箸はなくてもかまわないが、肉団子用に楊枝はつけといてほしかったなぁ... ここで、プチサイクリングで時々ご一緒するO氏にバッタリ、彼は例のトスカーナジャージのブルーを纏っていたよ。カッコいいね〜!
次の多田ASで140キロ。このあたりはゆるやかなアップダウンが続くスピードの出やすい区間だった。ボクの得意なパターンである。調子が上がってきて、ぐいぐいスピードを上げていく。20代とおぼしき2人の若者を追い越した時、「良かったら一緒に回しませんか、ボクらけっこういっぱいいっぱいなんで、ヘタってたら指示出してくださいね」などと言われ、うれしくなりついつい調子に乗ってしまった。しばらく3人で高速巡行しながら、登りを駆け上がったところで、2人が千切れた。ふぅ〜、まだまだやね、などとエラそうな気持ちになっていたところで小さなトンネルに入った。やや下り坂のトンネルの中には自動車の滑り止めの溝が右回りに切ってあったのだ。あ〜ヤダなぁと思った瞬間、その溝に前輪が取られ、マシンを制御できなくなり、クラッシュしてしまった。
さっきの若者二人が駆け寄ってくる。左半身がしびれて動けない。追いついてきた仲間たちの顔も心配げだ。思えば、みんなを先行していたのはこの区間だけだったのだから、好事魔多しとはまさにこのことだろう。若者がマシンの具合を見てくれた。少し前輪が振れてるけど、何とか大丈夫とのこと。何とか立てる、身体の芯までは痛くない。リタイアも考えたが、あと60キロなら何とかなるかな...
そろそろ走り出す。あっ! 左エルゴが壊れてる。インナーに落とすレバーがブランブランになっていた。幸い今インナーに入っている。まだあとキツイ坂が4つ残っているのだ。アウターでは登りきれない。このままインナーだけで走りきることに決め、みんなには先に行ってもらい、走れるぎりぎりのペースで残りをこなした。左足と左手のダメージが大きいので、ほとんど右足ペダリングだが、踏み込めない分、心肺には負担がかからず、痛みはあるが、身体的には意外に疲れず、何とかゆるゆるとゴールまで辿り着くことができた。
完走証をもらい、這々の体で宿に戻る。身体は痛むが、動かさなければ何ともないので、大丈夫だろう。となると、夕食が待ち遠しいぜ! この晩のメニューの中ではアワビのバター焼きが最高だったな。
その後は、部屋に戻って、焼酎とつまみでささやかに打ち上げ。それぞれの鉄バイクを眺めながら、あれやこれやと話は尽きないのであった。
いやいや、それにしてもみなさんご心配をおかけしました。左足はまだ少し引き摺っている状態だけど、どんどん回復に向かっています。
レベルは違えど、自転車レースで落車した選手の心理が少しわかったような気がする。去年のツールでのヴィノクロフやクレーデンがやけに身近に感じられるのだから、オヤジの錯覚にも困ったものだ(^^
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