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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.

釜伏峠〜秩父〜長瀞、八高線沿いで少年に戻る

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土曜日は、長瀞方面を巡るロングライドに出かけた。状況が良ければ、釜伏峠にもチャレンジするつもりだ。500mクラスの峠ならここのところの好天続きで、凍結の心配もないだろうとの希望的観測。

コースはこうだ。
 ↓
坂戸〜笛吹峠〜比企丘陵〜寄居〜釜伏峠〜秩父ミューズパーク〜長瀞〜金尾峠〜寄居〜(八高線沿い)〜小川町〜明覚〜坂戸

7時半に坂戸をスタート。田んぼには氷が張っている。まだ気温は氷点下、空気が冷たい。指先がかじかんでつらいが、足が回り始めると血が通い、じきに楽になった。しかし、足先がどうにも耐えられない。笛吹峠の頂上で、予備のカイロもシューズに入れて(足の上下をサンドイッチ)、何とかしのいだ。

嵐山駅前を越えると、先週通った比企丘陵だ。左手に遠く奥武蔵の山々が手招きをする。

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今週は逆回りなので、なだらかに登りながら、寄居を過ぎ、今日もまた知らない道へ踏み入って行く。鉢形城跡の整備された木々の間を抜ける。

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荒川が浸食した深い谷へ落ちるように降りてしばらく行くと、巨大な末野大橋が見えてくる。ひや〜、でか〜と仰ぎ見ながら橋の下をくぐると、いきなりさびれた山道が目の前に。そうか、昔はこの道しかなかったわけだな。だから、あんな大きな橋をかけたくなっちゃうわけだな。

すぐにかなりの急坂になった。下りで冷えてしまうので、できるだけ汗をかかないように注意しながら、軽いギアでゆっくりと進む。登り切って下ったところが風布(ふっぷ)という心魅かれるステキな名の地域。"日本(やまと)の里"と書かれた看板があり、駐車場に食堂、水汲み場もあった。

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最初は、ここを右に折れ、波久礼から荒川に沿って回るつもりだったが、そちらは帰り道に残して、釜伏峠に向かって左折する。釜伏峠に登ってみたくなったのは、昨日の夜、おなじみの「秩父・奥武蔵伝説たわむれ紀行」のこの一節を読んだからだ。

『むかしダイジャ坊という巨人がいて、荒川の水を汲んで、粥新田峠(かいにだとうげ)で粥を煮て食べた。そのとき湯気が凍って霧になって流れたので、そこを大霧山と名付けた。また使った釜を伏せたところが釜伏山で、かぶっていた笠を置いたのが笠山、着ていた蓑を脱いだのが簑山、食べ終わった箸を立てたところが二本木峠であるという。』

何とも楽しい伝説ではないか。そして、かつてはかなりの難所であった波久礼経由よりも、小川町方面から名産の和紙などが主にこの峠を通って秩父へ届けられたとのことだ。民衆にとって、神仏の信仰道でもあったという。

峠への坂道の途中。1軒の古民家が賃貸に出されていた。蕎麦屋でもやるか?

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はるかに望む白峰は、榛名山だろうか?

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塞神峠を経由し、なんとか峠の頂上に着いた。

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一気に下り、82号線を左折、横瀬に向かうにつれ、だんだん交通量が多くなってくる。突き当たった羊山公園を左に回り込み、秩父線に沿った細道に入り、しばらく行くと、風情のある禅寺の門前に出た。

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線路を小さな踏切で越えて、秩父ミューズパークへのアプローチに。んんん、けっこうキツイ登りが続く。ひぃひぃ駆け上がったところの台地一帯が公園になっているんだね。広すぎて、ちょっと全貌がわからない。武甲山が秩父の町を従え、見守っている。

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そのまま園内を突っ切って、いかにも走り屋が喜びそうな急カーブが続くキレイな道を下り切ると、大きな大きな秩父ハープ橋が荒川をひとまたぎ。

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古い橋を見下ろす。縮み上がりそうなほどの高さ。

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秩父駅前を左折。いかにも旧街道といったいい雰囲気だ。秩父橋も右側の旧い方をわたる。ここも見下ろせば、古い橋脚が残っていた。

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皆野方面に右折。ちょこちょこ補給はしていたが、この辺りで一瞬空腹を感じ、クラクラッと来た。もう13時が近い。やば、何か食べなきゃと思った親鼻橋の手前、川魚料理・うどんの幟が目に入る。

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月見うどんを頼んだ。うどんというよりは、ほうとうのようなしっかりした食感で、腹持ちが良さそう。だんだん埼玉の味に慣れつつある自分を思い、苦笑い。ユズの香りがキラリと効いていた。

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ここのおかみさんは、河原に住んでるトンビを餌付けしてるんだそうだ。やっぱり油揚げとか食べるわけ? と聞くと、生肉よ〜、鶏肉とか魚とか。美味しくないとくわえて飛んでも、食べないで落としてしまうんだから、ぜいたくよ〜、とケラケラ笑ってた。熊鍋は年中あるんだそうだ。おいしいんだってよ。誰か今度一緒に行こうよ〜!

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親鼻橋を越えると、荒川の中に長瀞の美しい岩畳が目に飛び込んでくる。長瀞トンネルの川側には遊歩道があり、この素晴らしい景観を存分に楽しめるようになっている。

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82号線を東に回り込むと、金尾峠への登り。ここもかなりの高見から荒川を見下ろせるポイントがたくさん。

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そして、波久礼を過ぎ、静かな山道に分け入り、しばらく走ると、風布"日本(やまと)の里"に戻ってきた。数時間前、ここに辿り着いた時の不安な気持ちはすっかり晴れ、今はちょっとした懐かしさまで感じている自分が頼もしい。

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ここから数キロは朝走った道の登り返し。逆方向の登りは短く、一気に越え、鉢形城跡も無事に過ぎ、今度はまた新しい道、八高線沿いの細道に入る。田舎の線路沿いの道はなぜか、子供時代を思い出させる。どこまでも続く線路が暗示するどこか遠く、まだ見ぬ未来が、いい知れぬ不安と甘い憧れが混ざった切ない心を少年に芽生えさせるのだろうか。最初はそれとはわからぬかすかな鉄輪の音が、だんだん大きく確実になり、列車の姿となり、轟音を響かせ、野球帽を吹き飛ばさんばかりの風圧で目の前を通り過ぎる。息をひそめて待った10歳の少年がまさに今日の自分だ。

な〜んて、妙にノスタルジックな文章をついつい書いてしまったが、この八高線沿いの細道は、ホントにそんな気を起こさせる不思議な道だった。小川町までずっと続いている。

溜池のすぐ上にある線路。この後、赤鉛筆でなぞっていたルートは舗装されておらず、少し山道を登った。

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小川町からはいつもの帰り道。3キロほど171号線を走り、また八高線沿いの道に出、明覚を越えて坂戸に帰って来た。今回は初めての道も多く、何度も立ち止まって道を確認しながらの旅だったので写真もたくさん撮った。以下にアップしておくので、興味のある方はご笑覧を。
 ↓
釜伏峠〜秩父〜長瀞、八高線沿い 090207

オマケに、杉林をいっぱい通ったせいか、花粉症が始まってしまった。昨日は1日グズグズ... しかし、負けんゾ〜。また行くゾ〜!

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コメント(4)

toma :

1、荒川~秩父・奥武蔵自転車紀行(奇行←笑)を出版しましょう!
2、熊なべいきます。
3、合計走行距離はどのくらいでした?けっこう距離がありそう。

のじ :

1. では、共著でいきましょう(^^
2. 熊鍋、どんな味でしょうね?
 お店は、ココです。
  ↓
 よしはし食堂
 http://www.shokokai.or.jp/11/1136210020/index.htm
3. 地図上では130キロちょいでしたが、けっこう回り道もしたんで、150キロ近く走ったと思います。

HIRAMATSU :

いやー、今回もおもしろい!

1、出版関係はいちおうはしくれにいるので、僕は編集と版元の交渉をしましょうか。:)
2、秩父&熊なべ、ぜひともお伴したいです。
3、少々遠出になりますが、梅見にもいいコースかもですね。

うどんと言えば先日の東秩父の直売所うどん、僕も食べました。大盛り&まんじゅうのフルコース。
実は同じ建屋内に美味そうなラーメンとか山女魚焼きがあることに後で気づき、少し後悔しました。うどんもそこそこ美味かったのですけど。

のじ :

1. ハハハ、では HIRAMATSUさんも共同執筆ね(^^
2. 熊鍋、ホント興味津々です。行きますか!
3. 越生メインだと、大勢で秩父・長瀞はちょっと遠いかもしれないですね... まんじゅうはどうでしたか?

今日は天候不順でおとなしくしてます...

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このページは、ののじが2009年2月10日 00:27に書いたブログ記事です。

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