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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.
はじめての秩父高原牧場、中間平で大名気分
先週末の土曜日は、寒さを理由に家でぐずぐずし、いつもなら走り出している時間にようやく外出。電車に揺られ、坂戸のアパートから走り出したのはもう9時を回っていた。遅く出た甲斐もあって、ウィンドブレーカーを着なくても大丈夫なほどの麗らかな小春日和に恵まれた。
これまで行ったことのない山に行くという以外は何も考えてなかったので、何とはなく明覚から西平、白石というルートになった。埼玉に部屋を借りようと思った時にはこのルートしか知らなかったいちばんオーソドックスな峠行きである。
今日の白石峠は、タイムアタックはせずあまり意気込まずに登ったが、それはそれでやっぱりキツイ。追い込んでも追い込まなくても骨の折れる峠だ。奈良田線で定峰、純水りんごを1缶飲み生き返る。
定峰峠を下りはじめてしばらくすると、左に折れる林道がある。これが初めて通る秩父高原線だ。マウントした iPhone 4には、DIY GPSという最近愛用している地図ソフトを入れてある。自分の好きな地図が使える上に、3Gの電波が届かなくても使えるというスグレモノだ。ここで表示しているのはカシミールで書き出した国土地理院の区割で言う"安戸"の2万5千分の1の地図(3200x2560ピクセル)だが、ふだんの行動範囲が全部入る北西端の"鬼石"から南東端の"飯能"までを5万分の1でカバーした4799x5119の巨大な地図でもちゃんと動いた。
この林道をいったん下って、また粥仁田峠に向かって登り返す。かなりな勾配のコンクリート打ちの道がしばらく続く。前回、間違えて秩父側に降りてしまった場所を、今度は高原牧場方面に右折してしばらくするとパァーと景色が開ける。おー、東秩父にもこんな見晴らしの良い場所があるのか! 霧降高原あたりにも負けてないぞ(ホントは負けてるけど、気持ち気持ち)。しかし真冬ゆえか、人影はほんのちらり、牛に至っては一頭も目にすることがなかった(泣...
東秩父の地形がすごくよくわかる。先週よりさらに数ミリサドルを上げた Coppi KF1。
二本木峠を過ぎて、中間平へ下っていく。尾根道なので、山の向こうの秩父側で風がごうごう聞こえても全く影響がなかったり、突然突風にさらわれそうになったりで神秘的だ。左下に皆野、右下に寄居の街が同時に見えたりすると、両方の地を平定した大名のような大きな気分である。
中間平から寄居方面を望む。この辺りは高い木がなく、道も割と遠くまで見通せるちょっと不思議な風景だ。
すごく大きな南天の木を見つけた。難を転じるというそうで、おまじないむにゅむにゅ。
三品あたりに抜ける折原への近道を行くつもりだったが、つい鉢形城の方に遠回りしてしまった。折原駅からは、八高線沿いの、"夕方が迫ってきて心細くなってきた少年気分"を味わえるおなじみの裏道である。まだ夕方ではないが、強い北風がビューっと吹いてきて人の声のような音を立てたりと、"心細い少年気分"がさらに盛り上がる(ナンノコッチャ)。
竹沢にあるいつも気になるパースペクティブがかなり微妙な食堂。ぜひとも暖簾をくぐりたかったが、自転車の鍵を忘れてきてしまい、泣く泣く断念。今度、誰かいっしょにどう?
この日のルートは以下のとおり。
↓
坂戸〜白石峠〜定峰峠〜秩父高原牧場〜中間平〜折原〜(八高線沿い)〜小川町〜嵐山渓谷 周回
さっき書いたDIY GPSのおかげで、知らない山の中でも迷わずに進めたのは良かった。そう、確かに良かったし、便利なのだが、いつものように地図を見つつ、時には迷い、考えながらモノにしたルートとは違い、何か本当に走ってきた気がしないというと言い過ぎだが、どこか夢の中の出来事だったような、妙な感触が残っていることも確かである。今度逆回りする時は、GPSは使わずに行ってみようか。
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