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Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.

違和感のイタリア

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八木宏美さんの「違和感のイタリア」読了。

イソップ物語にある、ライオンが小さなネズミを食い殺さずに逃がしてやり、後に罠にかかったライオンがそのネズミに助けられる話。日本人ならば誰しも"人を見かけだけで判断してはならない"、"和をもって尊しとなす"、"情けは人のためならず"といった教訓を得るところだが、イタリア人の一般的な感じ方としては、"一見無害そうな人物でも、状況次第で思わぬ能力を発揮する場合もあるから、どんなに取るに足らない相手でも決して油断はするな"となるのだそうだ。

このカルチャーショックから始まる違和感が、イタリアの歴史、風土、教育、制度をめぐりながら、カトリック、ブルジョワ、フィアット、ファシズム、マフィアと幅広い話題の中で解きほぐされていく。

明るい、能天気、芸術性といった一面だけでないイタリア人の複雑な容貌が心に残る。

江戸にタイムスリップ〜謎解き 広重「江戸百」

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最近で読んだ本の中で、出色に面白かったのがコレ、謎解き 広重「江戸百」だ。

有名な広重の「名所江戸百景」。なぜこの素材が選ばれたのか? 大胆な構図の意図するものは? 隠されたメッセージが? 丹念に史料を繙きながら、当時の出来事、社会情勢に照らし合わせ、ひとつひとつの作品を読み解いていくスリリングな一冊。

この「名所江戸百景」はデジタル化され、国会図書館のサイトで公開されている。ここのデータベースは、江戸好きには堪えられない宝庫なのだが、ワタシはここからダウンロードしたデータを色補正・トリミングして、スクリーンセーバーの素材に使っている。仕事の合間、江戸にタイムスリップしたような幸せな妄想の一瞬が訪れるのだが、ついついその世界に浸ってしまい、しばしば帰ってこれなくなる(^^

国会図書館・貴重書画像データベースシステム

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セカンドウィンド〈2〉

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爽やか、胸キュン(死語)自転車小説「セカンドウィンド」待望の第2弾! この小説に、ワタシが命名したキャラクターが1人が登場している。さて、誰でしょう(^^

まだ読んでない人は、セカンドウィンド〈1〉からどうぞ〜。面白いよ!

*川西蘭氏のページ「底抜けにセカンドウィンドな日々」

「の」の字

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「の」という字ほどシンプルで、日本語フォントの特徴を端的に表している字はないかもしれない。名字の最初の一文字でもあるので、ボクにとっては、殊に馴染みが深い。

遠近法ノート:「の【明朝体篇】Ver1.0」ニコニコ動画に。

この本も面白いよ〜
「のの字ものがたり」田村 義也 (著)

目に見えない"プロトコル"

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「暴走老人! 」を読んだ。

"プロトコル"という言葉がある。20年ほど前、とある語学会社の末席にいたことがあるのだが、そこで初めて知った言葉で、主に国際会議などの催し物・交流の場におけるルールや慣習を指す概念だ。知らない国の者同士が初めて出会う場で、最低限お互いに失礼のないように振る舞うための心づもりといった意味も含まれていて、特に会議運営の関係者や通訳者などにも事前に徹底して周知される重要なことだった。今では、通信上の約束事というまた別の意味でIT用語にもなっているので、ご存知の方も多いだろう。

この本は、「暴走老人! 」という刺激的なタイトルにあるように、昨今なぜか増えつつあるキレる老人たちを糾弾する本ではない。外国文化の影響や、ITの進化など様々な要因により、社会環境が急変しつつあり、今や現代人はかなり切迫した状況に置かれているということを丹念に解き明かしていく。

特に、時間や空間感覚の変化により人間が疎外されていくあたりの論考は説得力があり、いちいちうなずくことばかりだった。

一昔前とは様変わりしてしまった現代社会の時間・空間の流れを止めることなくうまく泳いでいくには、暗黙の約束事を察知し、粗相なく行動しなければならなくなってしまった。

いわば、今や世の中、目に見えない"プロトコル"にがんじがらめになりつつあるのだな、と思った。そして、そのかつて一般人には縁遠かった"プロトコル"が日常の身の回りに降りて来て偏在している状況に対応できずにイライラを募らせ、爆発しやすいのがいわゆる老人の世代なのだと。「KY」なんて嫌な言葉が世に蔓延するのも、ひとつの典型的な例だろう。

センセーショナル過ぎるタイトルが少し残念だが、このタイトルでなければこんなに話題にはならなかったかも知れないと思うと複雑だ。

「暴走老人! 」

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